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犬が近所の人を噛みました~賠償責任は?
少し前のはなまるマーケットで「ペットの噛みつきによるトラブルが多発しているそうです。
」の特集をしていましたが、ペットフード協会の調べによると、15歳未満の子供の数よりも犬、猫の飼育頭数のほうが多いそうで、平成24年度では、15歳未満の子供の数1665万人に対し、犬、猫の飼育頭数は2128万頭。
はなまるマーケットでは、東京で実際に起こった事例からペットトラブルを解説してくれました。
【内容】
加害者の山田さんは縁側の窓を開けて掃除をしていました。
そこへ、ご近所の方が回覧板を持って敷地内に入ってきました。
犬が庭に出て、ご近所の奥さんに噛みついてしまいました。
【怪我の度合い】
噛まれた上に骨折をして全治3週間。
右腕が思うように動かなくなったという後遺障害も残りました。
【弁護士のアドバイス】
家の中であっても飼い主には他人への危害を防ぐための注意義務がある。
万が一他人に怪我を負わせた場合、損害賠償の責任を追うことになります。
今回のケースの場合、1300万円の損賠賠償額だったそうです。
損害賠償額の内訳は次の通りです。
治療費 約100万円
休業損害 約70万円
入院慰謝料 約110万円
後遺障害
(障害12級) 約290万円
逸失利益 約739万円 (後遺障害によって将来得られる収入が減った分の保障)
その他 約12万1000円
合計 1321万1000円
飼い主側で出来ること
「ペット保険のペット賠償責任特約」や「火災保険の個人賠償責任特約」に加入する。
猛犬注意の札を貼っていた場合は賠償金は少しは減額できるそうです。
以前他のテレビ番組でもペットに関するトラブルについて取り上げられていましたが、ペットを飼っている私たちは他人への配慮にも十分気を使いたいですね。
噛みつかない犬でも、突然走り出した犬と飼い主の間に伸びたリードに、後方から来た自転車が引っかかり転倒したり、吠えた犬に驚いた人が転倒したりと、いろんなトラブルがあるようです。
転倒なんて打ち所が悪ければ最悪の事態になりかねませんし、私も犬の散歩の時はいつも周りに気を付けながら歩いています。
しかし、いくら注意をしていても万が一のことがありますから、保険加入はしています。
トラブルなく楽しいペットライフを送りたいものです。